夢を諦めない人への熱いエールが詰まった物語です!
- ★★★ Excellent!!!
記憶をなくした少女が、唯一生きる希望として、拠り所とし続けたもの、それは「歌」だった――。
この物語は、主人公であるマナカちゃんの一人称で語られます。
歌手になりたいという夢を追い、ひたむきにボーカルスクールに通う姿。
そこにあるのは、挫折や成功、葛藤。
親友や幼馴染との揺れ動く関係性も含めて、それらが非常にリアルに描かれるので、
読み手はその成長を見守り、喜びや悩みを共に感じることができます。
物語の展開のさせ方がとても巧く、
スクールで巡ってきた大きなチャンスや、マナカちゃんの記憶のゆくえ、さらには幼馴染との関係は!?
などなど、次々と気になることが目白押し。簡単には行かないハラハラドキドキ、目の離せない展開は、途中で飽きることがありませんでした。
そして忘れてはならないのは、実在する女性ボーカルグループ、「リトルグリーモンスター」、略してLGMの存在。
作者様の愛を感じる、臨場感溢れる素敵なライブシーンも必見で、私はそこで思わずLGMの曲を聴きました。
どういったグループなのか。そして本編にどのように絡んでくるのか気になった方も、ぜひぜひ読んでみて下さい。
叶えたい夢があるならば、
この物語に、あなた自身もきっと、勇気をもらえるはずです!