サラサラと読める文章とほんの少しの表現で、一気に引きずり込まれる感覚は最高でした。飛び抜けた仕掛けがない分、純粋さが心に染み渡るような――そんな作品です。
Profile:誠澄セイル(まさすみせいる) 創作全般が大好きで小説も趣味のうちの一つ、気ままに執筆しております。童話や青春や冒険をテーマにした作品が好きで、…
佇まいのいい寿司店にて、父に促されて、一人で海老の握りを頼む場面だけで、心の成長を描いていて、素晴らしいです。ちょっとした会話や登場人物の表情にも表現がしまっていていいと思います。文章力って…続きを読む
小学生三年生でカウンターでお寿司を注文するのは、かなりの高難度ミッションでしょうね。そりゃ、緊張するってもんです。子供時代、何かをすることによって大人に近づいたかなと思うことは誰にもあると思いま…続きを読む
小学3年の少女だった作者様の、初々しい心の動きがみずみずしく伝わってくる物語です。カウンターの向こうの大人に自分の希望を伝える緊張感。やがて見えてくる、板前のご主人が纏う懐かしさ、表情の細やかさ…続きを読む
「寿司コン」参加作品です。原稿用紙わずか二枚の物語ですが、その時の情景が目に浮かび、知らず微笑んでしまう上質な一品です。幼い頃の初めての体験。時間を逆回転させ、その時の鮮烈な印象をうまくお寿司に…続きを読む
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