ラストの翌日、主人公がどう行動したのかに思いをはせる

ワサビを苦いと言った父。その翌日、父は……。


寿司、そして、ワサビという。どちらかというと、楽しい家族の思い出やハレの日といった目出度い記憶と結びつきがちなアイテムを、父の死という重い現実に結び付けたことに、まず驚きました。

しかし、ただ辛いだけで終わらない。読む人によって、悲劇とも。また、希望の物語とも読める短編になっていて、とても面白いと感じました。

その他のおすすめレビュー

飛野猶さんの他のおすすめレビュー354