当時は分からなかったことが、成長してから分かることってよくありますよね。人生の厳しさと切なさを、短い文章の中に詰め込んだ一作です。
雨ノ森(あめのもり)からももです。 書く♿の人。脳性麻痺、重度身体障がい。 キャラクターたちの人生を密に描きたい。つたないかもしれないけど、誰かの心に残るよう…
800文字という、小説としてはとても短い文章に、ひとの世のせつなさやるせなさ苦しさが込められています。読むと口の中に、わさびの苦さが、そして目には涙が浮かぶ一作。
素晴らしい。
ワサビを苦いと言った父。その翌日、父は……。寿司、そして、ワサビという。どちらかというと、楽しい家族の思い出やハレの日といった目出度い記憶と結びつきがちなアイテムを、父の死という重い現実に結び…続きを読む
コメディか!? と思いつつ読んでみると、何ともいえない後味を感じました。まさにぴりっと突き刺さるわさびのような味です。だからといって物語はとてもいいのです、ああ、わかると呟いてしまうほど現代…続きを読む
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