丁寧に積み上げられていくエピソードや情景描写を読み進めるうちに物語の世界へすっと入っていけました。カシアの運命はどうなってしまうのか、ハラハラしながら読んでます。
閉ざされた世界で生きる人間たち。そこで出会い、まるで人間社会のミニチュアにようなちいさな世界で監視されながら生きている。まるで水槽の中の熱帯魚のよう。 果たして外の世界はどうなっいるのか? 彼…続きを読む
いやぁ、してやられました(笑)これは間違いなく大作ですね。というのは、読み始めはもちろん読者として《小説を読む》感覚なのですが、物語が進むにつれて段々とその感覚が変わっていくんです。つまりは《観察…続きを読む
磐石な世界観と魅力あるキャラクター、そして読者を飽きさせないストーリー展開。全てにおいて洗練された作品だと感じました。写実主義的な文章が想像力をかき立てます。ふつう、文章を書くときには先の見えな…続きを読む
これは『ディストピアもの』にあたるのでしょうか。本来なら陰鬱な雰囲気になりそうなこの世界を、前向きで生き生きとしたキャラクター達がどこか明るく照らしています。やはり聖地は『あの場所』なんですね(…続きを読む
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