容赦のないオリジナリティ。人が食材に見える奇病。

主人公の青年は、奇病を患っている。
それは、会う人会う人、老若男女が食材に見えるという……そしてそれを妄想の中で食さずにはいられないという旺盛な食欲という奇病。

そんな学校一の問題児の前に、現れた別の問題児の少女。

彼女は青年の福音となる。なぜなら、その子は青年にとって唯一、奇病が発現しない相手だったからだ。
彼女と出会ったことで、青年の世界は少しずつ広がっていく。




とにかく、この物語の中に出てくる登場人物たちは、誰もが個性的。独創的。
そんなユニークな友人たちの中にいても、燦然と輝く独特さを放って止まない青年の奇病『妄想料理』をぜひ貴方にも、味わってほしい!!!


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