バケモノと呼ばれた少年が蒼き太陽に照らされて白き月になる

アルビノとして生まれたがゆえに周囲から差別され生きてきた少年、セフィー。彼が「神聖なる」蒼き髪をもつ男装の女王の後宮に上がることになってから、緩やかでぎこちなくも温かい恋が始まります。
数多の苦難を乗り越えセフィーは男装の女王シャムシャの孤独と苦悩を癒す月に、シャムシャはセフィーを照らし支える太陽となります。蔑まれて生きてきた少年が「マーイェセフィド」になるまでの、時に苛酷であっても優しく美しい恋物語です。

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