内気で家の中に閉じこもりながら生活していた少年マルロは、ある日、父親についての衝撃的な事実を聞かされてしまう。ショックを受けたマルロは、夜中にこっそりと家を抜け出し、海へとやってくる。そこで出会ったのは、不気味な幽霊船とその乗組員たちだった……。
人々が震え上がる不気味な幽霊船。けれどもマルロは、なんとその船長になってしまいます。船の中に入ると、そこには楽しい仲間が勢揃い。愉快で働き者な幽霊たちや、小さくて可愛い死神見習い、船長思いのゾンビなどなど。たくさんの登場人物が出てきますが、みんな個性があって名前もわかりやすく、読んでいて苦になりません。
幽霊船の仲間とともに、マルロは冒険の旅へ出港します。途中、危ないこともあってヒヤヒヤしますが、頼もしい幽霊船の仲間とともにピンチを乗り越えていきます。まさに冒険小説を読んでいるドキドキな体験を味わうことができます。
物語はまだ中盤。これからマルロにはどんな出会いが待っているのか……。
最後まで読み進めていきたい、オススメの作品です!
少し気弱な少年と、陽気で愉快な船員たちによる冒険小説。ワクワクしますね!
とにかく文章が読みやすいです。そのお陰もあり、船員たち個性豊かなキャラクターがワイワイ楽しくやっている様子が鮮明に浮かびますね!私は特にヘルさんがお気に入りです。
また、キャラクター以外でも幽霊船の独特な雰囲気や、訪れた場所ならではの雰囲気や空気感まで伝わってくるようです。人間である主人公と、そうではない船員たちのちょっとした価値観の違いによるやり取りも面白く、思わず笑ってしまいました。はじめは成り行きで船長に選ばれた感じだった主人公が、少しずつ成長していく姿も格好良いです。レビュータイトル通り、まさに子供から大人まで楽しめます!
これからどうなるのか、とても続きが気になる素晴らしい作品です。皆様もぜひ!
家に閉じこもりきりで本が大好きな少年マルロくんの秘密とは!?
小学校中学年から読める作品に創られているかと思います。
だが侮るなかれ。その目線(読者年齢)に立って書くことが出来るという事。
キャラクターへ共感出来るつくり。
創造性を刺激する物語展開と魅力がたっぷり。
止まることなく読み進んでしまいます。
このお話が中編、長編なのかは判りませんが、序盤ですでに
完成度の高さが判る作品でした。
今は本以外に娯楽がたくさんあって本離れが進んでいるのだろう
けれど、この物語の様な楽しさや、ドキドキ。脳内で繰り広げられる想像と。
文章を読む事で広がるワクワクを児童世代から是非味わって
ほしいなと、改めて考えさせられましたね。
是非皆さんに手に取ってもらいたい作品です! オススメ!