★★ Very Good!! 雪だ、雪だ、なんてはしゃいだのは幾つまでだったろう。 梅乃あん(杏《からもも》うい) 作品とは真逆に近い季節に読むことになってしまいましたが、描写が丁寧で、雪景色が目に浮かぶようでした。 また、ひとこと紹介に引用させていただいた一文に、とても共感しました。 本当に、どうしてわずらわしくなってしまうのでしょう。大人になるにつれて、現実を見てしまうということでしょうか? 雪を眺めていると、いろいろなことに思いを馳せてしまいますよね。 冬はもちろん、あえて夏に読むのもおすすめできる、短編エッセイです。 レビューいいね! 0 2017年5月25日 18:50
★★★ Excellent!!! 今まさにの作品です 紫藤 咲 今この寒空を見上げ、降る雪を見上げ、かじかむ手を擦り合わせ、吐く息の白さに心を寄せて、今まさに、この瞬間に読んでもらいたい物語ですと言いたい。山奥の山荘で彼は何を思っていたのだろう。どう過ごしていたのだろう。そんなことをきっと一緒に考えたくなる、そんな物語です。 雪は嫌い。雪の日は嫌い。されど雪国にはなければならないものなんですね。自然に抱かれて生きているぼくらなのだから。 レビューいいね! 0 2016年11月24日 19:42