どんな作品かと言えば、バスに感情があったのなら涙目になっていると思うほどジャックされまくる話だ。しかもその犯人は個性が飛び出しているような人達ばかりで、銀行強盗の真っ当な犯人ぶりに安心感を覚えるほどである。バスジャックに次ぐバスジャック。その中でキャラクター達の個性がぶつかり、噛み合う様は読んでいてとても気持ちがいい。作品の持つ圧倒的なパワーにひたすらやられ続け、その果てには爽快感がある。全力でおすすめできる作品です!
山野ねこさんが先のレビューで書いている通り、ノンストップ・コメディです。でも、単純に巫山戯たコメディじゃなくて、何本もの人間ドラマが軽妙に織り込まれていて、清々しい読後感を味わえます。次から次へと…続きを読む
何を言っているか分からないと思うが、これが本作を一言で表した概要だ。この作品はあらすじだけで恐ろしい引力がある。バスジャックが感染する?魔法使いに霊媒師に爆弾魔って、これちゃんと収束できるの?…続きを読む
は? なんでこんなことになってるの? という展開の連続で、読んでいてわくわくした。
フランスの古典演劇には三一致の法則というものがあるそうですが、当作品も時、場所、話の筋、の三つが一致しています。大きな場面転換無しでこんなに引き込まれる作品は、端的に言ってすごい!めっちゃ面白かった…続きを読む
もっと見る