すごくいい物語でした いろいろ考えさせられます!

ボリューム的には中編でしょうか、文章が読みやすいのであっという間に読み終わります。だからこそ読んでほしい物語です。
余命半年という、かなり適当な性格の小笠原先輩にまつわる話です。彼の心情はその性格、行動ゆえに理解することが難しいのですが、じんわりとにじみだしています。そのあたりの表現がとくに素晴らしく、つい自分の身に置き換えて考えさせられます。
先輩をとりまくキャラクターも曲者ぞろい、彼らが所属するビリヤード部という設定もなかなか奥深く感じられてきます。
とにかく読んでほしい、作中に流れる思いを感じてほしい、そんな物語でした。

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