大切な人との間に生まれ行く距離感に抗えない切なさ、それを短編で見事に描き出しています。
本職は薬に関する仕事。専門は高齢者医療です。哲学に興味があります。小説はSFが好きです。 「来世でまた逢えるのなら、今度は君と何を話そう」 https://…
若い人の死、というのは、現実に起こると言葉で語るには難しい、非常に切なく、残念なものです。その切なさが、湖面を漂う螢火によってうまく表現されていると思いました。
伝えなきゃいけない想い。伝えたい想い。螢火はただ冷たく灯っているだけ。
甘く切なく、そして少し悲しい物語。胸がきゅっと締め付けられます。未来への切符の在り処は何処に――。
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