愛情は数値化できないから、激しくぶつかり求め合うのかもしれない

明確に数値化されるからこそ、簡単に劣等感を抱いてしまう。

成績表やテストの点数で一喜一憂したことのある人なら、誰もが共感できると思う。




入院生活というどこか非日常的な空間であるにもかかわらず、根底にあるのは、そんな誰もが経験したことのあることかもしれない。


能力を数値化されて、数値が高くても、低くても劣等感を抱いてしまう。

そんな数値に振り回された少年とお姉さんが、数値化できない恋愛感情に戸惑い、すれ違い、でも激しく求め合う。

エピローグは、やや甘々かもしれませんが、そこに至るまでのことを思えば、ご褒美です!(たぶん、読んだ人にも)



最後に、
途中から、高木さんがとても好きになりました。

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