少年と少女は走る――。一方は見るために。また一方は見えなくするために。

 掌編といえばこの方――と誰もが名を挙げるであろう作者様のファンタジーです。ファンタジーで『恋愛小説コンテスト』ということで、どんな物語なのかと楽しみにしつつ、第0話へ――。

 サンタさんとこんな出会い方をしたら、ボクもサンタになりたいと思っても不思議ではないですね。とても印象に残るプロローグです。
 そして時は過ぎ、主人公の陽太は運命の少女、夏目奈々子と会うのですが、またまたその出会いの描写もすばらしく引き込まれます(>_<)
 果たして陽太と奈々子は『走る』という行為によって、何を掴むのか、或いは成長するのか――。
作者様の、物語の魅力を余すことなく伝える文章力もあって、必読のファンタジーと言えるでしょう。

 皆さまも是非、ご一読をっ(⌒∇⌒)

(継母こわっ!)

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