手放せないもの、ひとつ

作者 朝陽遥

出会いが二人の幸せに繋がることを願いたくなる

  • ★★★ Excellent!!!

食に関心が無い中年男性サラリーマンが、新人女性の弁当をきっかけに自分自身を見つめ直していく。
見つめ直すまでの過程と心理描写が丁寧に詳細に淡々と描かれ、最終話ではホロリとした気持ちになった。

自分を見直すきっかけを手に入れた男性は幸運だろう。
また、自分を評価してくれる相手と出会えた女性もまた幸運に違いない。

日々の生活の中で、私達はいろんな人と出会い、大小様々なイベントがある。
その中で自分を見つめ直すきっかけは数多く存在しているのかもしれない。
しかし、それに気づかずにすごしているのかもしれない。
そういったことを感じ、出会いにしろ出来事にしろ、自分の糧にできるといいなと。
また、誰にも話せなかったことを話せた男性はきっと食にも関心を持てるようになるのではないかとも。

日常には実は特別が転がってるのかもしれないと感じられる素敵な作品でした。

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