金属海の深淵でアイを想ったジジイの生涯
- ★★★ Excellent!!!
『木星の金属海を舞台とした人型ロボットノベル』『そこへ挑む主人公はなんと“78歳”のジジイ』という、色々な意味で前人未到なウリが詰まったこの作品。それらの要素が説得力のある描写で裏打ちされており、空中分解することなくしっかりとSF作品として纏められております。
ストーリー構成などもシンプルながら盛り上がるところはしっかり盛り上がれることができ、まるで一つのSF映画を見終えたかのような読後感に浸ることができます。
古き良き実写映画のような本格SFロボット小説-最高のバカジジイ(褒め言葉)を添えて-
お勧めです!