ショートストーリーが織りなす群像劇

最新のoffice6まで読んだところでレビューです。
個人的にこういう構成の話が好きなので、というか好きな人も多いと思うので勝手ながら宣伝いたします。この構成、何人もの登場人物のショートストーリーが並行して展開し、時に交錯しながら、一つの街を舞台にした群像劇となっているのです。
所々で顔を出すキャラクターが、別のストーリーの主役になっていたりと、とにかくこの感覚がとても面白いのです。
こういう話は構成はもちろんの事、キャラクターの書き分けや、もちろん文の読みやすさ、など数々のハードルがあると思うのですが、実に見事に軽やかに物語が進んでいきます。
この街ではみんなが主役で、それぞれの人生を生きています。その感覚がとても素晴らしい物語です。

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