第18話「魔獣王」
妙に力の篭った作品。いきなり妖精になる奥さんや悪魔に魂を売り、自ら悪魔となって襲ってくる元親友とかすごい唐突な展開。まあ、この時代はあまりゲーム本編で世界観を語らず、説明書での解説がほとんどだった。とはいえ、唐突すぎる。
具体的には次のようになる。
狂信者ベイヤーは、魔王の復活のためにアベルの妻マリアと娘イリアを誘拐した。
復活した魔王は暴走をはじめ、魔界を地上に出現させる。
アベルは妻と娘を救出するため、わずかな可能性にかけて銃を片手に単身魔界へと乗り込んで行く。そこで彼に襲いかかる異形の生物たち。過激なバトルを繰り返し、アベルは倒した魔獣に変化してゆく……!
ゲームは基本的に横スクロールアクション。人間時は銃(弾無制限)で戦うが、射程はあるものの、水平攻撃しかできず当たりにくい。悪魔状態になると様々な攻撃ができ、倒した妖精を食って(!)HPを回復することもできる。また奥さんの妖精がシールドなどのヘルプをしてくれるぞ。ライフが無くなったアベルの身代わりにもなってくれる(ただし、奥さんなしでミスるとそのまま1ミス)
敵がゾンビや怪物などグロテスクな怪物ばかりでキモイ。ボスも気持ち悪いし、なによりステージの雰囲気が不気味です。ボスを倒すと呪いのクリスタルを入手し、その順番によって(色が変わるので好きな色のクリスタルを入手できる。効果も色によって違う)主人公も悪魔に変身できる。ちなみにクリスタルをどの順番で取るかによってEDが変わる。最初はそれに気づかず、最悪なEDで驚いた記憶がある。ちなみに取らなくても進めれるが、大変険しい道のりになるのは言うまでもない。
また、このゲームは最初の場面以降は最終面まで台詞無し。でも演出がされているので、セリフがなくとも想像することは容易にできてしまうぞ。万人にオススメできないが、他では見られないダークでグロイ雰囲気は飲み込まれること必至。一度試してはどうだろうか?
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