あまり有名ではないけど、かなり面白いRPG。

主人公は転校生でうつほ島にある学校に向かう為、飛行機でやってきたのだが、目的地になかなかつかない。何でもパイロット寝ぼけてアラスカまで行ってたらしい。しかし、パイロットは、どうせ蓬莱学園の生徒だしと気にしていない。しびれを切らした主人公はスチュワーデスに文句を言う。だが、逆ギレしたスチュワーデスさんに主人公はパラシュートを装着させられ、無理やり飛行機から下ろしてしまった。もちろん、空の上にだ。

パラシュートは開かない。なかなか開かない。ようやく開いたものの、落下速度が落ちない！そのまま体育館の天井を突き破り、下にいた男子生徒と激突。アクシデントがあったものの、何とか怪我なく転校してきた主人公（性別選択・名前変更可）。そこは転校先の生徒１０万人のマンモス学校・蓬莱学園（ほうらいがくえん）だった。

主人公は怪我をした男子生徒ロクに代わり、ゴシップ新聞・ほーすぽのメンバーとして、だいち・ヒナコ達と共に記事を求めて様々な場所へ行くことに。

説明がきちんとまとめられ、うるさくない。基本はRPGだから武器防具もお店で買える。技はクラブ会館にある各部活に入ると身につく。ただ、レベル制限などもあってすぐに入れない部や、クラブ会館以外で活動している部があるので好きな場所を探して自分好みの技を覚えるのもいいだろう。序盤はとにかく金欠なので、オススメは回復系の部活に入る事だ。だいち、ひなこ達は回復能力がないので、主人公だけでも回復が使えるとパーティの生存率が上がるし、アイテムを節約できるぞ。

戦闘ではオートが選べるのが特徴。ザコ敵やレベル上げには便利だ。また性別や条件によって入る仲間が違ってくる。とにかくテンションが高いゲームなので飽きることはまずない。どんどんガンガンに進めていくことができるゲームだと言えるだろう。基本的にストーリーは一本道なのでわかりやすい。

お金を出せば、路面電車の鉄道整備で線路を復旧させることもできる。復旧させれば移動が便利になるぞ。他にも主人公の誕生日を祝ってくれるイベントもあり、心が温まるシーンも。欲を言うと、もう少し恋愛イベントが欲しかった所かな。ヒナコとか特に……。

個人的にはあまり知られていない埋もれた名作だと言える。3周プレイしても飽きなかったぜ。