スーパーファミコンをレビューしてみた。思い出も含めて。

第15話「ファイナルファンタジーⅥ」

FFの６作目。

今作はスーファミで出た最後のFF作品でもある。

物語はスチームパンクな雰囲気で剣と魔法のファンタジーとはちょっと毛色が違うかも。少々重いストーリーなので、明るさよりも暗さが目立つ作品となっている。BGMが切ないものが多いのも特徴的だ。

今作ではジョブが固定化され、アビリティも各キャラ固定となっている

最初はティナとセリスしか魔法を使えないが、物語中盤で、「魔石」を入手できる。「魔石」を装備し、敵と戦って魔法経験値を貯めることで魔法を習得することができるぞ。覚えられる魔法は魔石によって違うし、またレベルアップ時にステータスアップの効果もあるぞ。

まあ、このゲームは「バニッシュ」「デス」という二つの魔法をかけると大概の敵は倒せてしまうんだがね。

✽「バニッシュ」は敵や味方を透明化させ、どんな攻撃も当たらなくする。その代わり、どんな魔法も効いてしまう。「デス」は相手を死なせる魔法。

これで大概のボスキャラをも一撃粉砕できる為、Ⅴに比べると低レベルで攻略できる。まあ、ラスボスや三闘神には効かない。それでも、ほとんどのボスはこれで一撃だ。

ただし、GBA版では修正されているのでこの裏技はスーファミ版とPS版のみとなる。

このゲームは5に比べるとやり込み度がやや少ない。だが、ストーリーは重みを増していて、キャラの設定も深い。特にシャドウをパーティメンバーにして宿屋で泊まると低確率で見れる「シャドウの夢」イベントは非常に興味深い。未プレイの人はぜひ遊んで見て欲しい作品だ。

ところで、このゲームでは主人公がハッキリ決まっていない。ユーザー達はティナが最初に出てくるからティナ説、セリスが後半主役だからセリス説と色々な説を提唱している。

また、これも有名なバグ技だが、中盤のロックがサウスフィガロから脱出する場面でセリスを助けずに脱出することができる。そう、あの有名なモグタン将軍だ。装備は変えられないし、ラストバトルでは選べないから、かなり役立たずなんだけどね。気になる方はぜひニコニコで動画で検索！

他にも世界崩壊後のオペラ座の天井裏で全滅するとバグワールドに行けたり、味方が全員いなくなるイベントだったりと裏技やバグ技を繰り返していくことによってレオ将軍をパーティーメンバーに加えるなど様々な技があったりする。この辺はYouTube等で動画になっているので調べてみるのも面白いだろう。

尚、筆者が最も疑問に思ったリターナーのバナン様の行方だ。確か、幻獣たちが帝国首都ベクタに攻めた際、ナルシェのガード達と一緒にいたはずだが、世界崩壊後では彼らを見かけることはなかった。そこでヤフー知恵袋で尋ねたところ、どうも帝国側に殺害された説が濃厚だという回答を頂いた。帝国が裏切った最初の段階で始末していたのかもしれない。もしくは世界崩壊の煽りで死亡した可能性もある。

実はデュークフリートのシナリオもあったらしいが、容量の都合でカットされている。なんで魔列車に乗っていたのかは永遠の謎。

ところで、魔法修得値は敵を倒しても1ポイント程度しかもらえず、魔法をもっと早く覚えたい！という方は大勢いるはずだ。

魔法修得値を稼ぐやり方としては、小三角島（ワールドマップ一番右上）に出てくる敵の「ねむれるしし」をバニッシュ・デスで倒すこと。

ただし、最後にメテオを撃ってくるので「みきりのじゅず」を装備して回避しよう。ドマ城の宝箱にあるぞ。倒せば魔法習得値10もらえる！

ラスボス対策としては全員にアクセサリ「スリースターズ」をつけてアルテマ連発すればOK。

ケフカの「こころないてんし」対策として全員にリレイズを予めかけておくといい。「こころないてんし」は味方全員のHPを1にしてくるので即、ケアルガやエリクサーなどで回復しよう。あとはアルテマ連発すれば勝てる。

スリースターズ入手方法はフェニックスの洞窟にいるガリュプデスから盗む、ブラキオレイドスが落とす、ソウルオブサマサをコロシアムで賭けて勝とう。