ファミコン版のリメイク作品。Ⅵよりも後で発売されたスーファミ後期のソフトなのでグラフィックがとても綺麗。システム面もより扱いやすくなり、操作性も非常に良いぞ。

Ⅲでは魔王バラモスを倒すため、行方不明になった父に代わり主人公が勇者を受け継ぎ、魔王討伐の旅に出るというもの。面白いのはゲームを始めたとき、いきなり主人公の性格診断が始まること。お馴染み、ルイーダの酒場では仲間も加えられるぞ。職業なども選べるので自由度の幅が広がった。また、主人公を含め、仲間の男女の性別選択ができる。

まあ、性格がついたから戦闘で有利・不利という所はないが、喋らない主人公たちを個性づけさせるのは妄想が膨らむね。ちからじまんな魔法つかい、わがままな僧侶、さみしがり屋の遊人、泣き虫な勇者、スケベな武闘家…なんかシナリオ作れちゃいそうだ(笑)すごろく道場や小さいメダル集めなどやり込み要素も多く、本編に疲れたらこちらを楽しむもよし。

5や6のようなストーリー性はないが、後半ではロトの伝説の謎が明らかになっていき、1や2をプレイ済みの人には驚きの展開があるぞ。ちなみに全てクリアした後、もう一度ゲームをロードして竜の嬢王様の城に行くと隠しダンジョンに挑むことができる。敵が激強いので心してかからないとやられてしまうが…。

ドラクエの過去作は大概PSに移植されているが、3は移植作品が極端に少ない。未プレイの方はぜひ遊んでみて欲しい。今とスーファミ本体やカセットも安価で手に入る。