よせてはかえす漣ですら、少年の心を、運命を激しく揺さぶる

津波や大潮のような荒波ではなく、さざなみ。
穏やかな、安らぎすら感じることのできるさざなみに、波風立てないように高校生活を送っていた主人公を揺さぶっていきます。

ある日突然、強大な力を持ってしまった主人公の葛藤は、どこまでも等身大の高校生です。

親友との関係はどうなるのか、一番気になるところですが、他にも明かされていないことは、たくさんあります。それでも、中途半端だなんて思うことなく、心に響きました。

その他のおすすめレビュー

笛吹ヒサコさんの他のおすすめレビュー673