真央ちゃんや弓弦君とは違うスケートの世界を知れる!

平昌オリンピックでも日本選手が活躍しましたし、羽生結弦君が金メダルを獲ったりと、日本にウインタースポーツは定着したものだと思い込んでいました。

アイスダンス。

アイスダンスでは日本の位置付けが低いそうです。競技人口も著しく少ないのだとか。
そんなアイスダンスを題材に、主人公の少年が成長する過程を描いた作品です。
ダンスですから勿論、女性は登場するのですが、本作品が"現代ドラマ"として投稿されている通り、軸は成長物語に有ります。
結構、面白いです。
映画で喩えるなら「ベストキッド」が近いかも。カクヨム投稿作品の中から似た作品を挙げるなら、梧桐彰氏の「右カウンター赤道より」だろうか。

私自身も駄作をカクヨムに投稿しているのですが、明確なメッセージを発する作品に初めて出会いました。
作者にとって、小説執筆は手段に過ぎず、目的はアイスダンスの啓蒙なのです。だからと言って、作品の質が低いわけではない。読書に値する十分なレベルです。私が閲覧者に伝えたい事は、メッセージを持つと、こんなにも作品が輝き始めるのか!と驚く好例だと言う事。
作家志望者には是非、一読を勧めます。

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