ただのクローズド・サークルじゃないよ!

作者は、凝り性である。

作品全体を包む独特なムードを味わえば一目瞭然だが、
それはたとえば、キャラたちのネーミング――

斑目壬澄、紅奈岐美鳥

あたりからも、容易に想像できる。

つまり、作者は「いちいち、こだわる人」なのである。

そんな作者がモノにしたのは
耽美的なムードに包まれた、独創的な作品。

「荒天に閉じ込められた孤島の洋館」

という使い古された舞台を用意しながら、
そこを逆手に取って、独創的な物語を展開してみせた。
しかも、わずか3万6000文字で。

ぜひ、このユニークな世界を
詩的な文体とともにお楽しみあれ!

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