見えるもの、自分の感情に名前をつけず、ただ慈しみ、愛おしむ。
- ★★★ Excellent!!!
大学一年、高校生までの多感さはないけども、社会人のようにすれてもいない。そんな時期の恋心が率直に描かれています。
人は大人になるにつれ、物や事象、気持ちにも名前をつけてわかったつもりになっていきます。
ただ、知識が増えることで見えなくなる、感じなくなることが増えるのもまた確かな事。
この短編のラストのように、自分なりの答え、名前を探してみるのもいい、そう思いました。