ダイアローグであり、モノローグ。AIの可能性が、人間の概念を、社会の通念を溶かしていく。これからの、そんな時代を丹念に思索した秀作。読む価値大です。
活字中毒者。ヘンテコなものが好きです。ヘンテコなものを書きます。
褒められるポイントが多過ぎて、どこから褒めたらいいのかわからないぐらいの傑作SF。作中の技術は全て現在の技術の延長線上にあるもので、「将来は確かにこんな世界になるのかも」と思わされる説得力があります…続きを読む
個人の記憶や人格を死後に再現できるようになった世界。それは喪失感を和らげて、最終的にちゃんと死者と別れるためのステップ。もしもこういう社会になったら、きっと他にも、この「わたし」のような秘密を抱…続きを読む
私は、書店でこの作品に出会いたかった。失われてしまった者をこの世に留める技術。伊藤計劃のその先を見せてもらったような気がします。Project-Itohは続く。どこまでも、続く。
ダイアログによってすべてが記録され過ちが決して消えず、許されない世界。その中に横たわる重い秘密。”わたし”の心にあったものとは? 良作です。お勧めできる理由としては、・「自己」まつわるS…続きを読む
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