ダイアローグであり、モノローグ。AIの可能性が、人間の概念を、社会の通念を溶かしていく。これからの、そんな時代を丹念に思索した秀作。読む価値大です。
活字中毒者。ヘンテコなものが好きです。ヘンテコなものを書きます。
この作品の特徴は、レビューされた方のレビュー文の長さに現れていると思います。自己の存在、尊厳、そんなものを考えさせる秀作だと思います。作者は文系の院生なんですね。読んでいて、理系の方かと思い込ん…続きを読む
一人語りが中心となり、SF的であり哲学的な内容で、さらに、わたし、‘わたし’、“わたし”、彼女、ミキを把握するのにちょっと手こずりましたが、二話目ぐらいにはハッキリと区別する事が出来ました。わたし、…続きを読む
なぜわたしが自殺をしたのか、 ’わたし’ は真相を “わたし” と共に追求していくという核があり、近未来を舞台に語られていきます。一見、「ややこしそうだな」と引かないでください。ラストで大きく…続きを読む
近未来のSF的な世界で、二人の「わたし」が読者に問いかけてくるのは、人としての本質。意識とは、幸せとは、矜恃とは、苦悩とは、死とは、そして自分らしさとは――。透明かつ繊細なタッチで描かれる作品の世…続きを読む
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