失格者、『イリーガル』高校生の末路は以外にも――!?

 犯人の心情が丁寧に描かれていて、犯行に説得力があります。
 競争が当たり前の社会の中で主人公の少年は負け組を認識して、自ら失格者への道を辿ります。自尊心の保ち方は人それぞれかもしれませんが、中には主人公のように『社会が間違っている。だから俺が社会を変えなければならない』という狂人もいるのでしょうね。

 そんな狂人の主人公ですが、ラスト、ちょっとしたハッピーエンドを迎えちゃっています(^-^; おいっと思いましたが、掌編のラストとしてはとてもうまくできていますね。

 皆さまも是非一読して、ラストのオチに驚愕してください(⌒∇⌒)

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