正直、劉裕より興味深い人物はたくさんいるけれども、この時代特有の広範な活動に関連してくるから、期待しちゃいます。
読専です。 好物は、ちょっと洒脱でセンチな作品です。
(九章「失踪」まで読んでの感想)これは南朝宋の武帝の立身出世の大河ロマンの物語。個性豊かな武人たちが乱世にしのぎを削っているストーリーはとても魅力的で、語り手の丁旿の劉裕愛は読んでいて頬がほころ…続きを読む
劉裕という剛勇無双のゴロツキがのし上がっていく、破天荒で痛快でスリリングな国盗り武勇伝である。語り手である丁旿の口調が軽妙なヤクザ風なので、劇画タッチの不良漫画みたいな「絵」が頭に浮かぶ。…続きを読む
丁旿という男の視点から寄奴(劉裕)がのし上がっていく様を語る物語です。舞台は五胡十六国時代の中国なのですが、知識がなくても、荒れ放題の中国の町、北方から迫りくる強い異民族の軍団、己が腕を頼りにのし…続きを読む
三國時代を統一した司馬炎の晋、短期間に河北を失って呉の国都であった建康に遷り、史上に東晋と呼ばれることになります。この時、琅琊王氏の王敦、王導の協力があり、さらに、江南は孫呉の頃から豪族が…続きを読む
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