幸福な白いトンネルを抜けると絶望があった。

それを刑罰だと言うなら、一見しただけでは何の苦痛もなく、むしろ幸福な時間のようですらある。
愛らしい女の子と一緒に過ごすだけ。
彼女の笑顔や、言葉、仕草。その全てに少しずつ心の堅く閉じてしまった部分が解けていくのを感じていく、その一分一秒はどれだけ暖かいものだろう。

だからこその極刑なのだ。

決して忘れてはいけない。
これが刑罰であることを。

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