プライスレスの小説

多忙な現代人。
どこにいても、ケータイ1本で「仕事」に
つながれたまま……。

この物語の主人公も、そんなひとり。

どうしても時間がつくれなくなり、
そして転機が来て……という小説ですが
展開を楽しく読ませていただきました。

何より、言葉選びに無駄がなく、
淡々とシンプルに進んでいく文体も
平易なようでいて実はハイレベルなもので
読みやすく好感がもてます。

この作者の、
ほかの作品も読みたくなりました。