竜殺しの果てにあるもの

 とても完成度が高い。ストーリー、タイトル、人間と竜の違い、全てが高度に計算されていて、それが筆者の精緻な文章によって読む側の感情に強く働きかけてきました。
 竜殺しの強いカタルシス、その果てに訪れる世界、その中にある主人公たちの虚無感。全てが最低限の描写で最大限効果的に描かれています。
 とても素晴らしい作品でした。

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