越えてはならぬ一線に近付いた人間

クトゥルフ神話やケイオスハウルを知っている方には、ニヤリとできるファンサービス的作品であり、そうでなくとも短編として上手くまとまっているお話でした。
物を書くマシンと、それと出会ってしまった精神科医。その交流の果てに、待ち受けるもの。
あまり今作と関わりはないかもしれませんが、人口知能の書いた小説が受賞したニュースを想起させました。
『人ならざる者』の書いた物語を受け入れた時、はたして何が待っているのか?宇宙の深淵を覗くようで、ぞっとしますね。

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