走ろう。この話を読んだらすぐに。

細部まで描かれたジャカルタの描写に精緻なボクシング描写。生き生きとした登場人物達……本作の魅力を上げれば枚挙に暇がありません。

まるで自分がその場にいるかのような、主人公と感情を共有しているような感覚を久しぶりに味わいました。これだけの大作を、一切の破綻なく書き上げた作者の梧桐さんにはお見事としかいいようがありません。

すっかり闘争とは無縁の生活となった私ですが、例え争わなくとも闘志を燃やすことは出来る。その闘志を持って、ちょっとひとっ走りしてこようと思います。本当に素晴らしい作品を、ありがとうございました。

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