人生の意義を見つけよ

またSF界に新星が現れてしまった。
なぜ、SFはこんな魔窟と化してしまうのであろうか。

今作品は一見すると、くだらない下品な話のように思える。だが、実態は生物としての摂理と使命について深く切り込んだ哲学的作品と言えるのだ。

「おちんぽ」を切り取り、保存できる世界。
男は「おちんぽ」のために働き、「おちんぽ」のために生き、「おちんぽ」のために死ぬ。

人はなぜ、生きるのだろうか。
その答えは世界中の人間が探し求める一個の悲願である。
その答えを得るために、我々はこのすばらしくも、くだらない世界に根を下ろしている。
いつか、その答えを得る一瞬を求めて、私たちはいつ終えるとも知れない悠久の旅を続けているのだ。

本作品はそんな迷える人間の灯台足り得る作品だ。
暗黒の大海原をさ迷い、一つの光明を求め、もがき続ける我々を導いてくれる力を持った作品だ。
人生の意義について迷う、すべての男性諸君に読んでいただきたい。

最後に、作中の言葉を借りて、この拙き書評の末尾とさせていただく。

おやすみ、おちんぽ

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