大事な境目が曖昧になる感覚

全自動賞賛機。そんな非科学的で倫理を欠くものはこの世界に存在していない。ある訳が無いと確信を持って言い切れるでしょうか?

科学が発展した現代という混迷の時代に合わせた確かなリアリティを持った作品です。
文字を追う中で自身の価値観が疑わしくなり、読後はそこから迫り出す恐怖や不安を綯い交ぜにした不思議な感覚に陥ることになりました。
そういった上手く言語化出来ない自意識の深い所に問い掛ける名SFであると思います。

なんて意味ありげな事を考え、レビューをした私は果たして人間なのか機械なのか…

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