この非常事態に、周りの見知らぬ人たちの温かさが身に染みる。こんなにも他人の為に一丸となって協力できるものだろうか。淡々とした文体から伝わる逼迫した空気、極度の緊張感、手に汗握る展開。次へ次へと読ませる勢いが凄まじい。ラストは「お疲れ様でした」としか言えないのがまたいい(白目)
赤の他人から注がれた優しさとどうしようもない結末のせいか…。僕の頬を濡らす熱い液体の正体はきっと「そういう」種類のものだ。
生まれいずるものが、せめて新しい命だったら、どんなにか未来に希望が持てたものを、嗚呼。感動しました。
感動しました。涙さえ出そうになりました。短編は☆2つのマイルールでしたが、これは例外です。大変だったとは思われますが、人間の優しさが染みました。
まさにシリアスな笑いというやつでしょう。出てくる登場人物みんなド真剣なんですもん。笑いますよ。でもこれ、感情移入したら……ノンフィクションだということを思い出したら……全く笑えない……けど、唐突なチャック全開は絶対笑う。
何が大変って……。ぜひ読んでみて下さい。多くの方が経験したことがあるであろう緊急事態を、読み物として見事にまとめています。
いつ自分の身に起きるか、解らないですね❗❗