はなびらの中の楽園

作者 七沢ゆきの

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★★★ Excellent!!!

醜い私は"仮面"をかぶる。
寝るときも、朝起きても……。

私は醜い。
だから綺麗な薔薇を育てる。
薔薇の中で……暮らしていく。

ある日、薔薇園に迷い込んだ凛々しい男性に出逢い、私の生活は一変する。

男性の抱える秘密とは──。

私を取り巻く世界が、再び色めき出す。
丁寧かつ色彩豊かな情景描写!
情熱的な大人の恋の物語。

★★★ Excellent!!!

自分では葬ってしまいたいほど無価値なものも、他人から見ればとても高い価値があるかもしれない。
醜い顔と美しいバラの庭を持つ女性。
美しい外見と汚い過去を持つ男性。
二人は自分に欠落している価値を相手に見出す。

耽美ものに入るのだろう。
基本的に私は耽美は好きではない。
だがこの作品はそういったジャンルを軽く飛び越えたテーマを持つ作品だと思う。
文句なしの★3つ。

★★★ Excellent!!!

耽美な雰囲気とロマンティックな童話のようなお話に魅せられました。私自身耽美な小説を書き続けてきたので、ハルの美しさと、終盤のシーンが心の琴線に触れて、ため息が出ました。それでいて、耽美な雰囲気一辺倒に陥ることなく、ヒロインが自信を得て現実と向き合って生きていくラストシーンも素晴らしかったです。