たぶんこの才能は世に出ます。というかすでに売れつつある。

カクヨムに投稿するような人たちってどういう方々かというと、作文コンクールで受賞した程度の、いささか文才に自信があって自己顕示欲をこじらせたような、ややめんどさい連中が大部分なのですが、ごくたまに、黄金頭先生のような本物がまぎれこんでいて、
拙僧のごとき、へっぽこ文士の鼻っ柱を気持ち良く叩き折ってくださいます。
黄金頭先生のことを存じ上げたのは、じつは今日のこと。拙僧も恥ずかしながら競馬がいささか興味がございまして、競馬関係の記事をネット上で漁っている時にたまたま、黄金頭先生のブログでの競馬関係の文章を拝見させていただきました。これはこれはお見事。じつに味わい深い文章をお書きになる御方だなと思い、「黄金頭」のキーワードで検索したところ、奇遇にも拙僧もアカウントのあるカクヨムにたどり着いたという次第でございます。

JRAの機関誌である「優駿」という雑誌で、
毎年、競馬に関するエッセイのコンクールを開いております。競馬ライターの登竜門的な存在でグランプリの賞金は50万円です。
黄金頭先生の文才を以てすれば、中内田厩舎の馬に川田騎手が騎乗した時くらい、鉄板でグランプリを受賞できるかと思います。
ともあれ、黄金頭先生のますますのご活躍をひっそりと祈っております。
例の「薄い本」の増刷も楽しみです。

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