夏の湿気に猫の鳴き声に、将棋を指す爺さんの手つきまで想像できそうな空気感。素敵です。
作者名に見覚えがあり、読ませていただきました。 情景に割く言葉はそんなに多くなく、むしろ少なく感じるのに（けなしてないですよ？）脳裏に光景が浮かぶ。行ったこともない熊本の空気をまるで生で吸ってい…続きを読む
上のひとこと紹介、けなしてるんじゃないですよ？主人公の仕草、登場人物のしゃべり口調が、それだけで五感を熊本に連れて行ってくれました。ネット小説では最近見かけない、読み手の想像で楽しめる作品でした。
ときはご一新からしばし、ところは熊本の二本松。清正公の虎退治ならぬ、とつぜんあらわれた化け猫に巻き起こった騒動の、なんとも清々しくほほえましい顛末。猫はよい。
もっと見る