死と向き合うつらさ。

少年と死神とのツーマンセル作品。

王道ライトノベル的な導入とシンプルな設定、そしてなにより読みやすい文体により、スルッと作品の世界に入ることができる点がよかったです。

ストーリーも、失われていく命を救うことができない主人公の葛藤と、離れていく魂を魔の手から死守する使命感に板挟みされる心情がよく伝わってくるものでした。

作品の方向性としては、高橋弥七郎の『灼眼のシャナ』に通じる面がある感じですね。

物語はまだ始まったばかり。憧れの女の子や幼馴染が登場し登場人物が増えてきたとこに、魂を回収するアリーチェがどう絡んでくるのか。なんとなく嫌な予感がしますが、続きが気になってしょうがないです。

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