勇者一行を弾かれた、可哀想な最強僧侶の物語。

タイトル通り、これは影から助ける魔王討伐の物語。でもなんで影からなのか?


読めば分かるが、主人公・アレスは本当に苦労人と言っていいだろう。期待していた魔王討伐の勇者一行はアレだし(ネタバレになるので誤魔化す)、しかも勇者一行からは解雇されるし(理由はネタバレになるので誤魔化す)、だからと言って職務放棄は出来ないし(ネタバレになるので以下同文)……。

やるせない気持ちになりながらも、アレスはあの手この手で勇者一行をサポートする。だから影から、なのだ。


物語は色々な場所で展開するが、その場所がイメージしやすいくらい描写もしっかりしている。キャラ立ちも言うことがない。本当に、面白い。


ただひとつ言わせて貰うとすれば、それは「誰にでもできる」、は間違いだということ。

誰にでもじゃないよ、きっと最強のアレスだからこそできるんだ……。

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