南村知深

私、梨花と親友の真紀は中学からの同級生。 真紀はことあるごとに私に抱きついてくる。 そんな真紀のことが私は好きで……。でも真紀はきっと友達同士のじゃれあい程度にしか思っていないん…

三花と香奈芽は幼稚園からの幼馴染。 恋心がわからないほど小さな頃、二人は将来の約束をした。 高校生になっても二人は仲良く毎日を過ごしていた。 その時にも軽いノリで将来の約束をし…

　大学生の璃子は恋人のサヨリと同棲していた。ある日、友達と遊んでいると、サヨリが黒髪の美少女と会っているところを目撃してしまう。 　黒髪の美少女はいったい何者なのか。サヨリはな…

なぜわざわざ雨の中で結婚式なんてするのかしら、と彼女──漆原桃子は言った。

百合(GL)小説を集めた短編集です。シリアスで暗く、糖度は恐らく低めですが、愛は重い。そんな小説が好きな方へ。

メアリーには三か月前に婚約者ができた。今日、その人に婚約破棄を宣言された。それはどうでもいいのだけど、何故か呼び出されたその場に親友のドロシーがいた。いや、それは話変わるけど？ …

２０２４年にちなんで２０２４文字に挑戦してみました。 みなさんにとって実りある一年でありますように。 今年もよろしくお願いいたします！ 紹介文？　なにそれおいし…

高校の卒業式も終わった３月の半ば。 主人公の灯里は親友の上京を見送るために駅のホームにいた。 けれど、その心情は決して喜ばしいものではなかった。 この作品はpixivでも公…

好きな人の好きな人が亡くなった。私は憔悴していく彼女をそばで見守ることしかできない

私と彼女が付き合っているという噂が流れた。もう私たちはこの村にはいられないだろう。

運動も勉強も容姿も全部平凡な菜乃花。 そんな私が今更頑張ったって意味ないんだっと諦めていた。これからもずっとこのままなんだと……そう思っていたのに。 「私、菜乃花のこと好…

病院の待合室で呼ばれるのを待っていると、5年前に音信不通になった彼女から連絡が来る。私にはどうすれば良いのか分からなかった。

　ユウリと空は子供の頃からの幼なじみ。 　 　いつものようにウザ絡《がら》みやら、いたずらやらを繰り返す空に振り回されるユウリ。 　そんなありふれた日々の中、付き合い始めて二…

公式自主企画「百合小説」参加短編その４。勢いで書いたやつ。甘さほぼなし、ハッピーエンドにあらず。シチュエーションそのものは恋愛漫画・小説あるある。同じシチュで別に一本、明るいのを…

先生に恋した女の子は、何度も告白と玉砕をくりかえしその果てに……。

キャベツ農家としてがんばってたら、なんか魔王扱いされた男の話。 ※小説家になろう様にも掲載しております。

チャイムが鳴って壁掛け時計を見ると、待合せ時間ピッタリだった。 玄関には、学生時代からの親友、青海静香《あおみしずか》が立っていた。 「チーッス！　ミサキ、遊びに来たぜ！」 「…

深谷「ねぇねぇ、本庄」 本庄「なんだ、深谷？」 深谷「なんか暇だねぇ」 本庄「まあ、うちら脇役だしな」 深谷「え？そうなの？」 本庄「いや、出番の少なさ考えればそれくらい分かるだ…

暇つぶしと指慣らしです

　かつて「サイコバニー」と呼ばれていた同級生がいた。彼女が再び戻ってきた夏は、私にとってかけがえのないものになる。多分。

社交の場で行うダンスが苦手な吸血少女ノッテステラは、彼女の眷属であるルナディアと練習をすることに。 しかしノッテステラの胸の内には、ルナディアに対するある想いが秘められていて、彼…

なんてことないどこにでもあるワンシーンのスケッチ。公式自主企画に先駆けて試しに書いてみたもの。

――これは、僕と君の日常の一コマで、でも、別れの物語。

騒がしいクラスに多少呆れたり、時には隣の席の不真面目な生徒にイライラさせられたりする中学2年生、茶山桃花。 桃花の中学校に異動してきた国語の先生、雨宮紗霧。 ある事件をきっかけ…

遠くに住む、学生時代の親友からのメールを待ちながら、思い付いたお話です。

　都内から田舎の高校へと引っ越して来た瀬川日和は転校初日にクラスメイトの前で急に泣き出してしまい、そのせいでクラスで浮いた存在になってしまう。 　隣の席の朝倉智香は、彼女のせいで…

　あおいは幼なじみ昴のお目付け役として、振り回される日々を送っていた。 　ある日、昴が男子生徒と二人で歩いているという噂を聞いて…… 　１枚の手紙から始まる私達のはじめての物…

1人の女が、練習用金属ミュートを使って夜中にバイオリンを練習している。 抑えられた音色は過去の想い出を呼び起こす。 「未来に紡ぐ前奏歌（フォアシュピール）」の未来のお話。 ※…

青春の中少女たちは女性に変わっていく。まだ幼くて繊細な彼女たちが、ほんの少し大人に足を踏み入れるお話

女子高生の『氷高透』（ひだかとおる）。その裏の顔は、闇世界に生きる暗殺者。 彼女の表の日常は、ある日唐突に現れた自身の親戚を名乗る『伶奈・エリツィナ』（れな——）によって、崩れ始…

『あの、お姉さん』 「なーにー、妹ちゃん♪」 『今回の事案は、お姉さんが夜、私にチューした後に施錠をしっかりしておけば、バレなかったのでは…』 「あー、そーねー」 『なんで、何度…

延々と言い訳をしている私とそれを黙って聞く彼女の話

月代六花(つきしろりっか)は幼い頃に両親の離婚を経験し、母親の元で育てられる。 母親の態度に不満を抱きつつも、言葉にできずに諦めていた。 それはいつしか針となり、彼女の胸に見えな…

5,000文字で綴られる短編恋物語です。 サイダーの泡のような泡沫な想いと爽やかな読了感を目指しました。 よろしくお願いします。

１１月中旬、ショッピングモールは早くもクリスマスムードになっていた。はしゃぐ茜と、なぜかちょっぴり不満そうな柚子。 先輩後輩カップルの、平凡な日常風景。 ただデートしているだ…

――恋も、愛も、口づけも、何もかもが初めての経験でした。 これは「あなた」へ捧ぐ、私の語り。 （縦読み表記推奨です）