竹乃子椎武

『美味しんぼ』の海原雄山はなぜあんなにキレやすいのか？ 『掟上今日子の備忘録』の今日子さんはなぜ記憶がリセットされるのに推理はできるのか？ 『ゴールデンカムイ』の鶴見中尉はなぜ脳…

　ぼくの叔父さんが死にました。よく知らなかった人です。彼の死をきっかけに、これまでぼくが気づいていなかった現実に気づきました。 　若くはない年齢、老いた母と二人きりの生活、不安…

あのひとを追っていた「僕」のひと幕。 小さなころはきっと、お姉さんに手を引かれていたこともあったのだろう。 こういうことって、たぶん色んなところで起こっているんじゃないかな。 …

『100質って憧れませんか』という企画で、50の質問に答えています。ちょっとした自己紹介がわりに、どうぞ。

二人の祖父と、ひとりの息子、そして「ぼく」。 時は流れても、人が人に対して抱く想いには押し流されることはないと気づかされるのは、言葉の力によるものだとおもう。 言葉が、時間と…

＜いっちゃった女シリーズ＞ 1人目──マッチングアプリを使う女── 一線を越えてしまった女性を主人公に、あらゆるジャンルで短編を書くシリーズです。 今回はダークテイストになり…

電車で乗り合わせた二人が、出会って、名前を知りあって、デートを重ねて、恋に落ちていくイチャイチャガールズラブストーリーです。 お楽しみ頂けましたら幸いです♪ （本編終了した現在は…

親友の杏花を密かに慕っている知歩里。 学業から何から世話を焼いているのが幸せだった。 でも気持ちを打ち明ける勇気もないまま、杏花の片想いまでサポートしてしまい──…… 友達の好…

移民計画――太陽がその命脈を絶たれる時がやってきた。地球は滅びに向かっている。 政府は太陽海外への移民計画を発表した。 ただ、すべての国民を宇宙へ打ち上げることはできない。移…

北海道みやげや、北海道フードについて、地元目線で語ります。 字ばっかりのサイトで、需要はあるのか・・・？ いろいろ謎ですが、北海道好きの方は、良かったら覗いて下さい

　時は大正、帝都東京。 　夜闇に閃く白刃を振るうは異形の辻斬り。 　辻斬りは人に身をやつした鬼を討伐せんとするが、そこに現れた男装の麗人にその凶刃を阻まれる。 　男装の麗人――…

　出産のため帰省していた娘が、郷里から東京へ帰るという日の、新幹線プラットホーム。 　絵里子は育児に不安を漏らす娘にお守りをひとつ渡します。それは絵里子が娘を産んだ時に、母親か…

わたしは平凡な女子校生。 莉奈は全国模試１７位の秀才。 わたしたちは同じ文芸部の同級生。 なんとなくなわたしと。真面目な莉奈。 莉奈が小説を読む理由と 私が小説を書く理…

二年前にアーリーリタイアして以降、不労所得で生活しているおれは、たまたま立ち寄った居酒屋で知人の山田に遭遇した。いつものように仕事の愚痴をこぼす山田に、おれは退職を勧めるのだが……

きみの財布はお金のもちがいい財布ですか？　悪い財布ですか？　お金が長持ちする財布の方が嬉しいとは思いませんか？　 「金は天下の回りもの」というけれど、実はこんな仕組みのなっている…

ロロはサバンナの王、ライオンである。ロロは本当の愛というものを探している。キリンの元を訪ね、象に問いかけた。そして最後に魔女の元へ赴く。自分のことを愛しているのか――聞くために。

ぼくが毎日出勤のために乗るバスは今日も満員だ。いつものように揺れるつり革につかまって窓の外を眺める。 「ごん」 何かがぶつかったのか？　バスと自動車が接触してのだ。交通事故だ。こ…

殺人事件の捜査に当たる『私』は刑事である。殺人犯人を取り逃がした瞬間から私にまとわりつくようになった『虎』。姿のない虎はやがて、私の前に現れて――。

養護施設に暮らす双子の姉妹、姉は月に行くことに憧れている。現実的な妹は、そんな姉を疎ましく思っている。互いに分かり合えない姉妹と月の物語。

日常をふと振り返ると築かれているそれを指して、『前回までのあらすじ』と称してみます。 今に至ったこれを振り返れば、自動的にあれこれが構築されている恐怖、人生の哀愁、どこかにきっと…

ブラック企業で働く会社員の男がふと立ち入った酒屋で目に入ったものとは……

　小学五年生の篠原舜介は学年番長にいじめを受けていた。 　学年番長の好きな人に告白されて、フッたから、という理由で。 　いじめられていることなんてどうでもよかった。家に帰れば、癒…