美澄 そら

木野かなめさんと一緒に、kanariaさんの「酔いどれ知らず」からインスパイアされたものを作ろうという試みで、約2時間で作った短編。 タイトルは“すいか”と読みます。

注）美澄にヤクザ物を書かせてはいけません。

KAC2024最終。お疲れ様でした。

　色覚異常。色覚多様性。 　オレが幼い頃は、まだ色盲って言葉が主流だった。 　普通の人には見えている色が捉えられない、網膜にある錐体の異常。あるいは脳の障害。

「そうですねぇ、思ったより甘くなくて美味しかったと思います。あと、グラタンがチーズたっぷりでよかったですね」

ティータイムを脅かすその話題。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　なんで、私、こんなに頑張ってたんだろうね。 　遊園地デートからボロボロになって帰ってきた自…

　実家が農家をしていたのもあったけれど、家の広い庭に母は色んな花を植えていた。 　チューリップにパンジー、バラ、ヒマワリ。 　春から夏にかけて、数多の花が競うように咲いていたから…

アサキ不動産の賃貸は、マンションやアパートタイプだけではなく、一軒家も取り扱っている。 ただ、そのどれもがファミリー向けで、二階建てや三階建ての大きさだ。 「二十歳にもなってな…

　スマホの画面を鏡代わりにして、自分の前髪を直していると、後ろの男性がちらりと写って見えた。 　大きめのサングラスに、黒の不織布マスク。真ん中分けのグレーの髪の毛。羨ましいほ…

That's one small step for man, one giant leap for mankind.

からあげってしんぴ。 ※本作は「ゆるプロット交換会」参加作品です。 蟬時雨あさぎさんのゆるプロットを元に執筆した作品となります。 「ゆるプロット交換会」について詳しくは以下リ…

「みなさんこんばんは。今夜も始まりましました、まどろみさんのミッドナイトラジオの時間です。パーソナリティはわたくし、真宵がお届け致します」 　 　『まどろみさんのミッドナイトラ…

　日ノ本一の遊廓とは名ばかりで、この色街は人間の見世物小屋だ。 　来る客のほとんどは獣人や人外で、何が愉しいのか人間の女と夜を明かす。普通に抱く者もいれば、面白可笑しく観察し…

南雲　皋@nagumo_satsuki様の企画『流れる赤に浸って嗤え』参加作品です。 「なにがおかしい」 「決まらないんだよ、犯人が」 　無精髭の男が首を揺らしながら、ぼそ…

ハロー。ハロー。 美澄　そらと申します。 ここでは、美澄がのんびりまったり、自分の好きなことをお話していきます。 ぼーっとする時間も大切だよね。 ☆不定期更新です。 …

木野かなめ@kinokanameさんとのプチオフ会でお題を交換して作ったSSになります。 約30分クオリティーなのであまり期待せず楽しんでください（笑）

　日本の首都であり心臓、東京。 　都心は見上げる程の高いビルが並び、雑多で、慌しく時間が駆け抜けていく。 　千四百万人近い様々な人間が、様々な思惑を抱きながら生きているこの土地…

平凡な少年、中条　篤志は、休んでいる隣の席の坂本　絢実にお便りを届けるという重大任務を任されてしまう。 それが、不幸の始まりとは知らず……。 俺はただ、委員長に頼まれてこ…

「キス禁止で頑張ろうね」 　二十四歳の秋。憧れの会社の先輩と両想いになると同時に、プラトニック・ラヴ宣言をされてしまった。 　茫然自失。今にも枝から飛んでいきそうな枯れ葉…

七月七日。 クラスメイトの九堂くんは自殺をした。 彼の家の近所のマンションの踊り場からの転落。 遺書らしい遺書は見つかっていない。 でも、ボクは知っている。 彼がなんで、自…

ある日、教室で拾った１枚の書。 そこに書かれていた『夢』の文字。 「オレと、書道パフォーマンスやらないか」 二人でなら、きっと画ける。 獅子屋　正親 170センチ。…

貧しい百姓だった信三郎は、上京し、新撰組に心を奪われ入隊をする。 しかし、二回目の見廻りで薩摩の不逞浪士と相対することになってしまい……。 　　 ※創作です。実在していた…

奇病×百合アンソロジー参加作品。 幼馴染みの美琴と凪。 同じ高校を目指していたはずの二人だったが、凪の「高校に行かない」の一言に二人の関係が変わり始める。

企画に出していたものや、さっくり読める短編・ＳＳをこちらに。 ぬるーく、ホラー要素やグロ要素があったりします。 レイティングを入れるほどではないとは思いますが、苦手な方…

皇宮で書庫の整理を手伝う少女、朱衣。 白麗、紅晶、碧英の三人の皇子の寵愛を受ける彼女の元に、一羽の怪我をした鳥が迷い込んでくる。 朱衣は看病をしてやるものの、鳥は『夜伽』と名…

カフェの店員をしている式部 美織。 美容師の九重 穣。 二人のそれぞれの人生が重なる瞬間を描くお話です。

校庭に現れたミステリーサークル。 灰色の瞳をした美しい転校生。 「俺、あんたのことを絶対好きになんてならないから」 一体、何が起こっているのだろう。

キャラクターのことだったり、 美澄のことだったり。 いっぱい、いっぱいつめこんでみようかと。

Nicoさんとの共同制作作品になります。 Nicoさんが奇数話を、わたしは偶数話の担当です。 Nicoさん側はこちらから。 https://kakuyomu.jp/work…

あの春の終わりに、もう一度戻れるならば。 そして、令和へ。 ※平成の終わりから、令和にかけて繋ぐことをコンセプトに書かせて頂いた小説なので、一話毎にカウントダ…

KAC1からお付き合い頂いた皆様、 応援ボタン、星をくださった皆様、 そして、生まれてきてくれたキャラクターたちへ たくさんのありがとうを込めて。

感情で動いたほうが、上手くいくこともある。 かもしれない。

全力でかけました。 ギャグです。

眠れない夜と、添い寝屋さん。

飲み会で課長殴って、はー、すっきり。

人気ミステリー作家の小金澤の元にやってきた依頼。 それはある一つの作品の完結をさせることだった。 紙とペンとミステリー作家を読まなくても楽しめます。

そう、お昼ご飯とは自分との決闘なのでございます。

とあるミステリー作家と、担当に起こった悲劇。

フルールという駅前にあるお花屋さん。 そこには柔和な表情で接客をしている王子様のようなイケメンが。 しかし、彼にはわたしにしか見せない表情があって――

２番目、ということで、わたしがカクヨムに２番目に投稿した短編小説から。 擬人化作品になります。

彼氏とのデート前夜。 叫ぶ彼女。 そしてフクロウ。 Wikipedia様　フクロウのページを参考にさせていただきました。

深夜のバスに揺られながら、思い出を辿っていくお話。 もし、時間を戻せるならいつだろう。 思い浮かぶシーンには、どれも教授が居た。 思い出は、全部捨てたと思っていた。 頬を涙が…

面白い企画様だったので参加させて頂きます。 公園のベンチで繰り広げられる、 冴えないリーマンと少女のお話。

崩れた古城の奥で眠っているお姫様。 目覚めさせるために、キスをする王子。 彼女を目覚めさせるのは誰？

サンタさんもいないし、ここにいても奇跡は起こらないものね。

現在も数多の鬼が住む、鬼ヶ島。 その唯一の高校に転校してきたのは、桃太郎の子孫だった。 「どうもはじめまして、桃太郎の子孫の桃子です」 猿・犬・雉の子孫も巻き込んで…

　目が醒めると、ボクは死んでしまっていた。 　棺の中にあるボクの体。墓石にはボクの名前。――ジャック・スミス。七歳。 　ジャックと家族の、奇跡のお話。 　

金曜日。 ふたりきりの部屋。 君との大切な時間。