岬士郎

会社員の牧野慎太は、身の毛もよだつ怪異に悩まされていた。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、見知らぬ女、ワカバだった。

自分の体験談です。あんまり怖くないです。

無貌教に拉致された神宮司瑠奈を救い出すため、空閑蒼依は禁断の地へと赴く。神津山奇譚シリーズ三部作の最終章。

新興住宅地「希望台」の外にあるごみ屋敷は、近隣住民に忌避されていた。希望台に住む主婦の野沢美代もそのごみ屋敷を嫌う一人だったが、ひょんなことから、その家にかかわる謎に興味を抱いて…

忘れた何かを思い出すために、その男はバイクで旅に出た。そして、若き日にかよいつめた峠道で、一台のバイクと遭遇する。

高校生の芹沢梨花は、祖父の葬式のために朱（あか）の里へとやってきた。表向きは単なる神式の葬式だが、それは異教の儀式だった。 儀式が滞りなく進めばその因習も今回が最後となるはずだっ…

専業主婦の相沢瑞希は夫の真守の不倫を疑っていた。そんあある日、瑞希は夢の中で猫のトトにいざなわれて大きな屋敷の前へと赴く。その屋敷の現先で、真守が女と抱き合っているのだった。そこ…

うだつが上がらないサラリーマン竹中徹は、その日、一軒の居酒屋に入った。そこには恐怖と憎悪と悲哀が待ち受けていた。

会社員の大谷雅彦は、街角で出会ったOLの沢口唯を「石原真央」と呼んでしまう。しかし、雅彦にとって唯が初見であれば、「石原真央」という女がどこの誰かさえ思い出せないのだ。やがて、雅…

　就活に失敗したうえ恋人に振られた伊吹貴也は、傷心を癒やすため、その夏、祖母の家で一か月ほどを過ごすことになった。祖母の住む山里に到着した貴也は、さまざまな怪異に遭遇するが、聡明…

神津山市では未だに幼生が跋扈していた。特機隊第六小隊の戦いが続く中、神宮司瑠奈と空閑蒼依は新たなる恐怖と悲しみを目の当たりにする。「うちのお兄ちゃんは闇にさまよう」に続く神津山奇…

　あらすじ（結末まであります） ＯＬの宮下愛里は、鏡に映った自分の姿を見ることに恐怖を感じていた。小学生高学年の頃にはすでにこの恐怖症にかかっていたが、原因はどうしても思い出せな…

両親とともに養老ヶ丘ニュータウンに越してきた女子高生・関口澪は、向かいに住む独り暮らしの男・山村の威圧的な態度に悩まされていた。やがて澪は親友の美涼とともに、山村のおぞましき秘密…

社会人になってまだ半年の八神マナは、アパートでの独り暮らしを始めた。そして、アパートに隣接する新興住宅地「新王子団地」に住む井上夫婦と交流を持つが、同時に、不可解な現象に遭遇する…

関東北部の地方都市神津山市で、妖怪を目撃した……神隠しがあった……などという都市伝説が囁かれていた。 だがそれは、単なる噂ではなかった。 日常に迫る脅威から大切な人々を守るため、…

楽しいはずの修学旅行が惨劇に見舞われた。 生徒たちは生き延びるために奮闘するが……。