概要
自分の家族がカルト教団に入信したら、あなたはどうする?
本作はクトゥルー神話にして侵略ものである。怪事件に巻き込まれる主人公はあの怪奇俳優S・S氏をイメージ。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!カルトという名の侵略
作者が作品の舞台としている神津山市は一種のシェアワールド的な広がりを見せている。
このお話はラヴクラフトの『闇にささやくもの』の後日談的オマージュとして語られており、近況ノートには悍ましいイラストが掲載され、想像力をたくましくさせる。
民俗学の教授の元に一人の学生が、身内の相談にくる。母が新興宗教にハマったから助けてほしいと。懇意にしている家柄だから、教授は調査に乗り出すが……。
序盤からネクロノミコンやミスかトニック大学、という暗黒神話を知っているならお馴染みのワードが出てくる。神話ファンはそれだけでも嬉しいが、作者独特の地理感覚が神津山を実在するかの如きリアリティを持たせていることで、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!巧緻な試みと展開が、ここに。和製クトゥルの圧巻!
和製クトゥルフと言えばこの作者を抜きには
決して語れない…。
何故なら、この日本に太古の邪神たちとその
辺縁のモノ、更にはその信者が跳梁跋扈する
『神津山市』という半架空の地方都市を
何ら違和感なく確立しているからだ。この
現実感がまさに 日本のアーカム を彷彿と
させ、又相反する文化の流れをも鮮やかな
臨場感を以て読者の目の前に展開する。
この【闇にいざなう異邦人】とは、勿論
和製クトゥルフ都市『神津山市』に展開する
H.Pラヴクラフトの 闇にささやくもの の
後日談的オマージュ作品と『近況ノート』で
述べられている。
そう、この『近況ノート』に解説がされて
いるところも併せて楽しめる…続きを読む