坂井シロ

《本文抜粋》 　――これじゃ、まるで男を求めてガッツいている女みたいではないか。　先程の気合いはどこへいったのやらと溜め息をついて肩を落とす。　するとその時、完全に私の不意を突い…

生徒総数は約２５００人。一学年につき８００人以上のマンモス校、屋代（やしろ）学園。 財閥や理事長の子も、誰もが知るようなアイドルも存在しない。大きい以外は至って普通の学校に通う米…

★注意：大変申し訳ありません。第二章から真剣に文章と向き合って描きました。なのでもしよろしければ第二章からはじまりだとおもって読んでいただければと思います。 ★登場人物★ ◇…

※大幅に改稿しました。時系列、矛盾の解消、スリム化を行いました。 初めての方は、改稿版をご覧下さい。 見据える各々の戦場。出会ってから三月、二人は初めて揃って戦場に向った。 …

　悲劇の磁器人形作家、黒柳紫苑の遺作となった一体の磁器人形。それを高額で入手した流行作家、薬師寺暢彦はその後南総の別荘で焼死体として発見された。 　奇怪な状況で行われた殺人事件に…

カクヨムを続ける中で、思いついたことを自由気ままにお任せに。 ゆあんカプリチョーザ、召し上がれ～。 ・気に入ったアーティストの紹介 ・最近おもったこと ・音楽の専門的な話 ・…

また、会いたい。少年はそう願った。 世界中の人が徐々に異世界に転移させられていくという現象が起きている現代。 高山弘明は残された妹と日々を生きていた。 そんな中、一人の友達から…

異世界転生は、｢おめでとう｣でいいんだろうか？

劇チックに書いていけたらな、と思ってます。 第五幕『隠された部屋』より抜粋― ≪　呪われているのは、自分の方ではない。 認めたくなかった。そう思うのは仕方がない。 二人のう…

読者視点での物書きの方達への、読まれるためのアドバイス的エッセイ。 元読み専。あるとき試しに執筆してみて作家の気持ちを理解。現在は読む９０％書く１０％、なので自称読み専作家。そ…

梅雨もようやく明けようとする夏のはじめ。公演を間近に控えた即興劇団『ヒステリカ』は最終の追いこみに余念がない。 脚本のない即興劇という特異なスタイルと堅苦しい規律ゆえに存続が危…

僕らはまた、出会える。何度生まれ変わっても、また。だって、風呼と僕は……赤い糸で……繋がっている…………から 高校二年生の鳴瀬琴葉は、男子と話すことが少し苦手なごく普通の女…

「第3回 読ませて！ 横暴編集長！」企画参加作。テキトーな方言が飛び交います。

人間の精神や肉体を変質させ、時に伝説の悪魔や邪鬼といった現象として現れる「怪異」が人知れず蔓延る世界。 交通事故による一年半の昏睡から目覚め吸血鬼の怪異を身に宿してしまった青年…

品川、僕の住む町には魔女がいる。 インドとイギリスの血を引いた美女。 雑貨とジュエリーを扱う、小さなお店をやっていて(でも大抵閉まっている。)なかなか素敵なものを売っているらしい…