第21回角川ビーンズ小説大賞一般部門に応募する予定で、長編SF「ドッペルゲンガー製造計画」の連載を始めました。
執筆にあたって、いくつかの文献やサイト、論文を参考にしています。
SFなので勿論、架空の話なのですが多少の根拠がないと全くリアリティがないなあ……と思いまして、今ある理論をこねくり回して根拠っぽく述べることにしました。
そして、角川ビーンズ小説大賞の応募要項を確認したところ、本編は15万字以内で、紹介文のところにはあらすじを書くことになっておりまして、小説のページに書くのが難しそうだと気付きました。
一度はきっちり本編で参考文献を示してから、順次、参考文献リストをここに移動させていこうかなと思います。
追記
本編の参考文献リストは削除予定でしたが字数が足りましたので、URLのみを削除しようと思います。(2022/1/28)
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1.物語全体を通して参考とした文献
・著者 箱田・都築・川畑・萩原,「認知心理学」,株式会社 有斐閣,江草貞治(2010年初版第1版発行,2019年初版第8版発行)
2.「6-3 企業見学会」の情動性知能の高さの項目で参考にした文献
・測定法MSCEITによって測定される情動性知能(Salovey&Mayer,1990)
・加藤和生,「こころの知能(EQ)とは:情動知能の理論」,九州大学大学院・人間環境学研究院・心理学講座・助教授,「教育と医学:特集―知力を育む」1999年3月号
3.6話全体で参考としたサイト・文献
・「シンギュラリティとは?AIは人間に嘘をつく?」,AI入門ブログ
・岡村忠晴,「学習不振生徒の対策を中心として―教育相談を基調とした学級経営―」
・大森良平,「情動知能と学校環境適応感の関連性についての検討―小学3年生へのアンガーマネージメントの実践から―」,早稲田大学大学院
・田代 学,鹿野 理子,福土 審,谷内 一彦,「ヒトの情動メカニズムにせまる 脳イメージング研究の進歩」,日薬理誌,2005
4.「10-2 モモウラ教授」で参考にした文献
・前島伸一郎・大沢愛子・棚橋紀夫,「前頭葉損傷による高次脳機能障害のみかた」,イブニングセミナーⅡ,2012年3月31日
・福井俊哉,「遂行(実行)機能をめぐって」,2010年
・藤井 俊勝・平山 和美・深津 玲子・大竹 浩也・大塚 祐司・山鳥 重,「ヒトの脳損傷研究から見た情動のメカニズム」, 日薬理誌(Folia Pharmacol. Jpn.)125,83~87,2005年
・益澤秀明・平川公義・富田博樹・中村紀夫,「交通事故が引き起こす“脳外傷による高次脳機能障害”」脳外誌13巻2号,2004年2月
5.「12-5 海辺の家」で参考にした文献
・主査 綾木 雅彦・委員 森田 健・坪田 一男,「住宅照明中のブルーライトが体内時計と睡眠覚醒に与える影響 ―すこやかな概日リズムを保つための住宅環境照明の提案―」, 住総研研究論文集, 2016
・土井由利子,「特集:睡眠と健康 国内外の最新の動向ーエビデンスからアクションへー」,< 総説 >日本における睡眠障害の頻度と健康影響,保健医療科学,2012
6.「16-6 ドッペルの父」で参考にした文献
・鈴木願和,「幼児の運動能力の発達に関する研究(6)一瓶動訓練と知能発達の関係一」,寓崎女子短期大学,1993年
・奥住秀之,牛山道雄,葉石光一,「7つの課題からみた知的障害者の身体運動能力」,人類誌108(2),91-99,2001
7.「18-1 植物園の蝶」で解離性同一性障害について参考にした文献
・柴山雅俊,「解離性障害――『うしろに誰かいる』の精神病理」,株式会社筑摩書房,2014年第一版発行
8.「ドッペルゲンガー製造実験計画書①」の計画書作成にあたって参考にした文献
ただし、「6話 企業見学会」で示したものは省く
・江川翔一,瀬島吉裕,佐藤洋一郎,「情動評価のためのラッセルの円環モデルに基づく感情重心推定手法の提案」,岡山県立大学,日本感性工学会論文誌,2019年3月
・堀洋元,「大学生活満足感尺度の作成」,人間関係学研究 : 社会学社会心理学人間福祉学 : 大妻女子大学人間関係学部紀要,2015年
・中村直樹,加藤天美,「6.脳深部刺激療法」, バイオニックヒューマン~生体機械融合インタフェース~,2008年
9.「19-2 実験計画書」での”人格(パーソナリティ)”の定義づけに参考にした文献
・若林明雄,「パーソナリティ研究における“人間―状況論争”の動向」,心理学研究第64巻第4号,日本大学,1993
10.「ドッペルゲンガー製造実験計画書②」で参考にした文献
・小池規伎,「fMRI を用いた脳情報デコーディングに適した機械学習」, 学士学位論文,平成24年度
・唐澤太輔,「南方熊楠と「テレパシー」という言葉に関する考察(TIEPh第1ユニット 自然観探究ユニット)」,「エコ・フィロソフィ」研究,2015-03発行
・東京大学大学院情報理工学系研究科 山根宏彰,「知能と情報」,日本知能情報ファジィ学会誌Vol.27,No.6,pp.202(2015)
・宮脇秀貴,「エンパワーメントと洗脳~ホメオスタシスのフィードバック関係を用いた洗脳によるエンパワーメントを分析するためのフレームワークの構築~」, 香川大学経済論叢,第82巻 第3号,2009年12月,61-130,
11.「19-5 実験計画書」で情動のあり方の参考にした文献
・杉本助男,「感覚遮断環境下の人の心的過程」,社会心理学研究第1巻第2号,広島大学,1986年
12.「21-1 神経衰弱」の心理学者ジークムント・フロイトの精神分析について参考にした文献・サイト
・野島一彦,岡村達也,「公認心理師の基礎と実践③[第3巻] 臨床心理学概論」,遠見書房,2019年4刷
・「フロイトの精神分析学とは何か?①自由連想法と夢分析に基づく神経症の治療を目的とする精神療法、深層心理学とは何か?③」,TANTANの雑学と哲学の小部屋,2018年7月,自由連想法
13.「24-4 夕焼けの公園」で学習障害の治療に関して参考にした文献
・黒川清,「経頭蓋電気刺激法の注意欠如・多動性障害への効果に関するメタアナリシス」,国際研究論叢 32(1):75~87,2018
・室橋, 春光,「読みとワーキングメモリー : 「学習障害」研究と認知科学」,特集 認知科学的アプローチ,2009-10
・三村將,「前頭葉の臨床神経心理学」,2016年6月30日
14.「24-5 夕焼けの公園」ストレス反応に関して引用した文献
・九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 キャリア教育推進支援センター長・講師 中村 吉男 著,「ストレス反応における 病理学・解剖生理学的考察を中心に ―キャリア教育におけるストレスコントロールのための考察―」,学校法人 東筑紫学園 キャリア教育推進支援センター,平成28年12月