真花

少女が振るうポイを躱した金魚はふわりと宙を飛び、彼女の浴衣にはいりこみます

「ぼくを葬る　その他の詩」というタイトルで詩を延々と書いているのですが、それの少し前に書いた詩です。あまり代わり映えはないですが、詩を書く楽しさを知るきっかけになりました。

ボクシングとは修羅の道ではないのか？という疑問を詩で表現した。 ※小説家になろうでも掲載しています。

「自由とは、どんな味がするんだろうね？」 領土侵攻における、ある家族の話。

１話完結の短篇。 ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。 ※この作品は小説家になろうでも掲載しています。

お父さん、お母さん、――さようなら。 　 拙作「偶然を装う」と対になる息子の物語。 偶然を装う　https://kakuyomu.jp/works/168173306498950…

愛は狂気。狂気の愛。

彼氏とのデート中、紅葉と桜の共演に心躍らせ、胸の内で着物について語り出した私。しかし、その心には次第に雲が広がっていって―― 紅葉と四季桜と着物を書くために書きました。

ずっと小説家になりたかった。 僕の言葉を聞いて欲しかったから。僕に、気づいて欲しかったから。 でも、そんなの夢のまた夢で。 だから、ここで終わりにしよう。この、最後の作品の聖地…

　高校の文化祭で、文芸部のスペースに妙な客が来た。その男は、部誌を読むなり、「密度が低い」と批判してきて――。 　作者の実体験から着想を得た日常の一幕。例によって機能していない要…

俺にはそれなりに長い付き合いになる、生意気な友達がいる。連絡はたまに取り合うだけ、会うのはせいぜい年に一度の、曖昧な関係の女。別に、居なくなっても構わないと思っていたはずだったの…

痴漢にあった「かなたん」と、痴漢の冤罪をかけられた「ミヤモト」。話し合いでの解決は難しく、次第にバトルの方へ舵を取られていく。

細身の「マツ」とガタイの良い「イオリ」。喫煙者と言う共通点を持つ二人が喫茶店でタバコを吸うだけの話。

戦国時代に小さな武家の庶子として生まれた男を主人公にしています。史実を参考にしましたが、登場人物などは創作です。 戦国ものを読んでいると骨肉相食の様をよく見るので、自分でも書いて…

猫を轢いた、猫を轢いた、猫を轢いた。

『その後……』を追記しました。

幽霊が出たり、家族があったり、犬が鳴いたりするお話です。

ある日の昼頃、誰かが僕の部屋のドアを叩いた。ちょうどカップラーメンにお湯を入れ、時間が経つのを待っていた時だった。音をきいて、僕はなんとなく嫌な気持ちになった。インターホンがある…

「小説家になろう」にいつまでたっても追いつけない「カクヨム」。新規投稿してもＰＶが全然伸びない「カクヨム」。そんなサイトでＰＶやフォロワーを伸ばすには、どういうタイトル、キャッチ…

これは北欧に伝わる竜と少女の友情物語。 中世から伝わる本物の民話を創作したもの……。 ※小説家になろうでも掲載しています。 ※絵本化を希望します ※絵本作品は一人称・三人称とい…

授業中、田口くんが爆発した。 わたしはとっさに田口くんの内臓を持って帰った。 わたしは田口くんの内臓と会話し、田口くんの無念を晴らしにいく。

初めて短編書きました。 投稿は2回に分けて、前後編2話で終わる予定です。 内容は完全にギャグに振り切ってます。

オリオン大星雲から１隻の宇宙船が地球に飛来した。乗っていたのはいずれも美男美女の１０名。彼らは「宇宙連邦の使者」と名乗った。 もたらしたのは平和のメッセージと３つの贈り物。地球人…

雨の日、二人の帰り道。

八十八歳。

夏休み。 溶けてしまいそうなほどアツいのに、 俺の部屋にはエアコンがない。 アイスを食べながら 全開にした窓に立った。 目の前に見えたのは、隣の家の窓。 そこには、見知らぬ女の…

ジャスト100文字小説

アンドロイドが一家に一台になった時代すら一昔前 一人の男が屋根付きの待合所の中で雨を凌ぎつつバスを待っている 傍には旧式のアンドロイドがライターを手に座っている 何も変わら…

　2022/10/02　或るライダーが投身自殺した。

馬鹿だったあの頃、何も怖く無かった……わけがない。 滅法喧嘩が強いタカは親友のカズからクリスマス・イブに喧嘩するから助太刀してくれと頼まれる。 だが、タカは大学に入学以来喧嘩は卒…

サラリーマンがバス停で勉強しようと思ったら、急に雨が降ってきて、女子高生が来て、ひょんな切欠から話が弾んで…… ※恋愛フラグは立ちません

　そこは真っ白な部屋でした。 　壁も床も真っ白です。電灯の一つもないのに暗くもなく、ただただ真っ白な部屋でした。 　机も椅子も真っ白でその中央に座る人も、同じく真っ白な服を着…

――今日もまた、神秘と幻想が死んでゆく。 日常の風景に霞むファンタジー。そんな幻想を描きつつ、どこまでも現実を知らしめる夏にぴったりな風情の純文学の短編です。

「お父さん、私が誕生日にプレゼントした電気シェーバーどうしたの？　いつもの場所に見当たらないんだけど？」 「ああ、あれか。悪い悪い。あれなんだけどな、お父さんまた失くしちゃって…

短編集です。

【「５分で読書」短編小説コンテスト2022落選作品】 ママには恋人がいる。母子家庭で育つ「わたし」は、中学生になったある日、ママに恋人がいることを知る。わたしの知らないママが世…

【第3回角川武蔵野文学賞落選作品】【カクヨムWeb小説短編賞2023落選作品】 　まだ出会って間もない彼と手を繋いだ。お互いを大切にしたい気持ちは嘘じゃないのに、いつもどこか自分…

もうじきいなくなる二人の話です。

（短編） 兄の親友と結婚して苺農家を継ぐことにした妹。ジャムを煮るために帰ってくる兄。二人で飲むジャムのあくを浮かべた紅茶の味。

幸せな人と不幸せな人の話です。

冬を間近にしたその時期、いかにもというような田舎娘が目に留まった。

鉄道マニアのテツオは、ある日突然、東横線の車両に転生した。 最新車両のテツオは首都圏で活躍するが、年を重ねるに連れて地方路線に売られ、最終的にアジアの発展途上国に流れ着いた。

過去に「あなたは作家になれます」と云われたことがある人は多いのではないでしょうか。その時あなたはどんな気持ちでしたか？

純文学というものが何なのか、いまだによくわかりません。そこで尊敬する川端康成、吉田健一、倉橋由美子の構成要素を抜き出して分離して上澄みを集めると、「芸術至上主義」と「ペダンチズム…

ほんのり怖い、倉橋由美子「ヴァンピールの会」へのオマージュ的なショートショート。想像力を働かせて読んでください。

　作家を目指すOL、田原智子は、小説投稿サイトを利用する傍らで新人賞への応募を続けていたが、なかなか日の目を見られずにいた。そんな智子の元へ、以前作品を応募した出版社から一通の文…

暑さの残る九月に一人の女が懺悔する。 女が犯した罪、そして烏羽色の帽子を被った男に託された”モノ”とは？ 意味がわかるともう一度最初から読みたくなる……かも。