武江成緒

先般完結した連載『巣』ですが、プロットもなく見切り発車したため、書きながら変更したり路線を変えたりしたところが多々ありました。思いつくかぎりこちらに列挙していきたいと思います。多…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。七十七。

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。六十六。

　壮絶な家庭環境で育った主人公。 それでも懸命に生き、成長し、長い時を経て、 彼女は幸せを手に入れた……。 しかし、そんな生活も奪われてしまう──。 　死人の手によって。　 …

「あの世が見える棺に入って、見えたものを教えてください」 　その仕事を境に、探偵・丹村乗は奇怪な出来事に襲われる。依頼人の失踪、記憶の食い違い、連続する悪夢、自らを蝕む狂気。 　…

幸福な人生を送っている女性の話。

浮気された男の話

1973年4月4日、テレビで流れる栃木の殺人事件のニュースを見たとき、彼は背中に冷たいものを感じた。そこに息子が話しかける。 「お父さん、米寿おめでとう」

KAC2022によせて書きました。テーマは「推し活」です。一応ホラーかなと思ってホラーにしましたが、あまり怖くはないと思います。

葛城和泉ら少女たちが理由も分からず連れてこられたのは、何もかもが病的にまで白い施設だった。 その施設の所長から「健全な心を育むため」という目的が明かされたが、施設内で起きた自殺騒…

愛する人のぬくもりやにおい……何よりも大切だから……モグラ研二が初めて描く本格恋愛小説3部作の第3弾完結編。

1回の射精で出る精子の数は3億個と言われる。その3億個全てが、体長5メートルの凶暴な「精子マン」に変化するという特性を持つミュータント・高木ゴンドワナ宏博士。彼の存在が、世界を災…

大学の文化祭で配布する部誌に掲載したやつです。お題は「夕暮れ」でした。

犬井作さんの企画「蝶を吐く」に参加させていただきました。喉から蝶の形の欠片を吐いて死に至る風土病がある土地に、母の葬儀のため戻ってきた弟と、土地に縛られる兄と、そういう感じの話で…

『第一回オカン（男子）文学大賞』によせて書きました。文体診断ロゴーンによれば、一致指数トップ3は以下の通りです。 1 　井上ひさし 83.5 2 松たか子 81.3 3 有島…

カクヨムコン7　中間選考突破作品 高校生の佳奈はＳＮＳの裏アカウントでネットの住人との交流を楽しんでいた。 いつしか書き込みにつくメッセージの数に執着しはじめ、佳奈の書き込みは友…

　とある「夕立」をお題とした短編コンテストの応募作として書いたものです☆ 　前回に続き、「本当にあった怖い話」の再現心霊ドラマ風の一人称文体で書いてみた6000字強の心霊ホラー…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330665461099600 　とある「お…

なぜ会えないのか、理解ができない。切ない気持ちが止まらない。モグラ研二が初めて描く本格恋愛小説3部作の第2弾。

【まえがき的なやつ】 第2回角川武蔵野文学賞参加作品です。 （落選しましたけど。泣） この文学賞への参加は二作品目ですが、武蔵野のことを全然知らないのに、性懲りもなくまた書いてし…

コロナ禍の時代、初めて経験するこの事態に、私たちはどう生きれば良いのでしょうか。ノンフィクション。当事者による真摯な語りが時代の精神を伝えます。

断片的イメージ。時事ニュースや実体験などをもとに、日本の日常風景を描きます。

クニオの物語です。

「黒髪長髪の幼なじみと旅する話が読みたいです」によせて書きました。三作目です。

道路に転がっていた空き缶にて重水素が核熱反応、爆発。半径2キロメートルが消し飛んだ。

ある夏祭りの出来事でした。優しい叔父と悩める少年の物語。

私の枕元にアイツが現れた夜は、毛布を頭まで被ってやり過ごす。子供のかくれんぼのように。 手元には、一本のＶＨＳのビデオテープ。アイツが私を訪れるようになったきっかけは、そう、１９…

三井よね子は職場で大切なネコちゃんホッチキスをなくしてしまう。

路上の真ん中で、突然、上半身裸、下半身にはピッチリした黒いタイツを着用した中年男性が、そのように叫びながら、仁王立ちし、目を見開き、股間を激しく弄る動作を繰り返していた。

現代日本が舞台の「リアリズム小説」。（2023年現在 モグラ研二唯一の完結した長編小説です。）

「魅惑なジャック オー ランタンが登場する小説の集い！」によせて書きました。

『三題噺の競作５　「キンモクセイ」 「ビスクドール」 「引き出し」』に寄せて書きました。 なるべく短くまとめてみました。

カクヨム投稿200作目記念三題噺として書き始めましたが、お題から遠ざかってしまったのでボツにしたものです。せっかく書いたので投稿しました。

「同題異話・十月号　　茜色した思い出へ」によせて書きました。

なんか急にホラー書きたいな〜と思って書きました。

人に対する感謝を、いつまでも忘れない。笑顔。ハートフルな世界に生まれて良かった。

疲れた人々。元気がない人々。みんなを癒すキヨシちゃん。感じてください。希望の光に包まれてください。

君の笑顔が見たいから、僕はなんでもできるんだ、そう、彼は言ったのだった……。 モグラ研二が初めて描く本格恋愛小説3部作の第1弾。

33歳の晶(しょう)と花は高級腕時計会社で働く同僚。仕事してお酒飲んで。日本と中国を舞台にしながら2人は生きていく。 こちらに収められている作品はすべて三題噺の自主企画応募作品…

時は遡ること二十余年。さるアラブの街に遥か彼方東の草原より遊牧戦士の一団が押し寄せてきた。この遊牧戦士の一団にアラブの騎士たちは敗北した。しかし彼らは敬虔なアラブの騎士たちの姿勢…

読み進めるうちに謎が解けていくタイプのストーリーです。 常勤講師としてかつての母校である小学校に勤務することとなった「小山（おやま）美咲（みさき）」。その小学校には夏になると女の…

ちょっとした好奇心。 不幸な事故。 誰かの悪意。 見えないぬかるみに足を取られて、落ちていく先は真っ暗闇。 破滅に至る、６つの物語。

バッドエンドしか書かない先輩と小説家を殺したい後輩の、二人きりの文学部のお話。

『【第5回】三つのキーワードで小説を書いてみませんか【「バカップル」、「天然」、「方言」】』によせて書きました。

お題に沿ってホラー短編を書くという仲間内の企画で、お題『電柱』で書いた作品です。

この手紙は読まないで下さい。なんのことかと分からないとは思います。ですが、これ以上はどうか読まないで欲しい。あなたの興味を惹くためにこのようなことを書いているわけではないのです。…

　もともとはとある「結婚」をお題にした短編コンテスト用に書いたものです。 　私は毎年夏に、方々で行われる夏季限定のお化け屋敷巡りをすることを趣味の一つとしております……。 　…

現在、求職中の志摩は、母の実家の村で行われる〝厨子の祝宴〟を執り行うために帰省していた。 厨子は、四年に一度、当番家である六つの家を巡る。 次の当番家に移動する際に、村民一同…